猫殺害
世の中には、それなりの?社会的ステータスにありながら、
その地位をめちゃくちゃにするような蛮行を、
一時の怒りでやってのける愚か者が後を絶たない。
長野県警が動物愛護法違反の疑いで、同県小谷村の服部冬樹を任意で事情聴取。
何のことかと言えば、この男性、そもそもは元プロスノーボーダーでW杯でも名を馳せた実力者だと言う。
それが、昼ごはんを荒らされたとして、カゴに猫を閉じ込め、川で溺死させたという。
いや、教育のない田舎でも都会の端っこでも、産まれた子猫を箱ごと川に流す、なんてのは日常茶飯事の、実は動物愛護後進国の日本だ。
眉をひそめ、忌むべきことだが、よくある話だ。
しかし、このやり方が酷い。
なんと、この男、その猫を溺死させる様子を延々とインターネット上で放映したのである。
愚かの上に、冷酷、残虐、いやはや、サイコパスというのか、これは。
「早く処分したいけど、どこ探しても浅い」などと実況し、それを見た視聴者たちが多数、糾弾した。その中には、動物愛護の活動を熱心にされているタレントの杉本彩さんもいるほどだ。
動画は15分程度で、すでに県警は猫の死骸を回収している、と発表している。
気になるのは男の処分と、猫の死骸の弔いだ。
地元の愛猫家の方々はぜひ名乗り上げて、葬儀をしてやって欲しいと思う。
こういうことを軽く見て、見逃すと、人間に手を出すのはお約束なのだ。
長野県警には厳しい態度で、この男に望んでもらいたい。